オーストラリアの美しい海を楽しむ!人気ビーチ10選

美しく豊かな自然が魅力のオーストラリア。ビーチも例外ではなく、黄金色の砂と爽やかな海風を五感で感じることができる、美しい海岸が数多くあります。この記事では、オーストラリアで人気のビーチを地域別にご紹介します。

ニューサウスウェールズ州の人気ビーチ

マンリー・ビーチ

マンリー・ビーチ
Crowds enjoying a Summer’s day at Manly Beach, Manly. / Destination NSW

シドニー北部沿岸の「ノーザンビーチエリア」と呼ばれるビーチリゾートを代表するマンリー・ビーチは、街の中心地からフェリーで約30分と気軽に行ける人気のビーチです。都会に近い場所でありながら豊かな自然と透き通る水が美しく、休日には観光客のみならず多くの地元の人で賑わいます。

サーフィンスクールやシュノーケリング体験、スタンド・アップ・パドルボート(SUP)など、観光客向けのアクティビティも充実しています。ビーチ周辺にはおしゃれなカフェやレストランが多くあるので、海で遊んだ後はゆっくり街歩きするのも楽しいでしょう。

ボンダイ・ビーチ

ボンダイ・ビーチ
A Summer’s day at the Bondi Beach, Sydney. / Destination NSW

過去4年平均で年間260万人が訪れているほど、オーストラリアで一番多くの観光客が訪れるボンダイ・ビーチ。シドニーの中心部からバスで20分程の距離で、アクセスしやすいロケーションです。

魅力的な白い砂浜に、打ち寄せる大きな波、砂岩の崖といった景色はもちろん、カフェやバー、岩に彫られた自然のプール、そして毎年行われる屋外彫刻フェスティバルなどのイベントもその魅力です。

また、サーフライフセービング・クラブの発祥の地でもあり、日焼けしたライフガードは、多くの映画やテレビ番組に取り上げられています。

クイーンズランド州の人気ビーチ

サーファーズ・パラダイス

サーファーズパラダイスビーチ

その名の通りサーファー達の楽園である「サーファーズ・パラダイス」は、ゴールドコーストにあり、毎年ライフセービングやサーフィンの大会が行われる、活気のあるビーチです。サーファーだけではなく、砂浜をのんびり散歩する人や、サイクリング、スケートボードを楽しむ人達で一日中賑わっています。

どこまでも続く白い砂浜に心奪われること間違いなし。海岸線のすぐそばに立ち並ぶ高層ビルとのコントラストも美しく、海岸沿いを歩いているだけでも楽しい気分になるでしょう。

ビーチで楽しんだ後も、ビーチサイドのショッピングスポットや、バー、クラブで刺激的なひと時を過ごしてみてください。

バーレイヘッズ・ビーチ

サーファーズ・パラダイスの南にあるバーレイヘッズ・ビーチは、2kmに渡って続く白い砂浜とバーレイヘッズ国立公園が魅力です。また、ここの大きな波はサーフィンの世界的好スポットとしても人気があります。

バーレイヘッズ国立公園では、自然散策も楽しむのもおすすめです。左側にオーシャンビューを望みながら、熱帯雨林の森や展望台を探検してみましょう。

5月から10月の間には、移動中の野生のクジラを観察できることもあります。

ムールーラバ・ビーチ

ムールーラバ・ビーチ
Spanner Crab Mooloolaba / Tourism and Events Queensland

クイーンズランド州サンシャインコーストにある海岸沿いの郊外で観光地の町、ムールーラバ。

冬季にはクジラウォッチング・ツアーだけではなく、サンリーフ・ムールーラバが提供している「澄み渡る海でクジラと泳ぐ事が出来るツアー」という珍しいツアーにも参加できます。

また、ムールーラバ川から船に乗り、海に沈められた戦艦を探索することもできます。

スキューバダイビングでは、美しいサンゴ礁とカラフルな魚を間近で観察しましょう。

ヌーサ・メイン・ビーチ

ヌーサ・メイン・ビーチ
Photo by Tourism and Events Queensland

ヌーサもクイーンズランド州サンシャインコーストに位置する、地元の人にも人気のリゾート地です。お洒落なカフェや川に浮かぶレストラン、5つ星ホテルなどがあり、オーストラリア国内外から多くの観光客が訪れています。

ヌーサ・メイン・ビーチは、ヌーサに複数あるビーチの中でも大きなビーチで、乗馬や遊泳、シュノーケリングやサーフィン等様々なアクティビティを楽しめます。

このビーチは比較的波が穏やかで、一年を通してライフセーバーがパトロールしているため、初心者でも安心してサーフィンのレッスンを受けることができます。

ホワイトヘブン・ビーチ

ホワイトヘブン・ビーチ
Photo by Tourism and Events Queensland

オーストラリアでも指折りの美しさを誇るのが、このホワイトヘブン・ビーチです。

まばゆいほどの純白の砂と青緑色の海水のマーブル模様が、その名の通り天国のような景色を織りなしています。 グレートバリアリーフのウィットサンデー島沿いに約8kmにわたって広がるこのビーチは、歩くと柔らかくきゅっきゅっという音がします。

ウィットサンデー・クルーズで訪れたり、ハミルトン島に滞在してボートで、もしくはヘリコプターでもアクセスが可能です。

ハミルトン島

ホワイトヘブンビーチ半日クルーズ

世界遺産グレートバリアリーフにある、世界で最も美しいとされるホワイトヘブンビーチを訪れる半日ツアー。澄み切ったブルーの海とシリカの真っ白な砂が7km以上に広がるこのビーチは、世界のビーチランキングでも常に上位に入っています。

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所用時間:4時間30分

西オーストラリア州の人気ビーチ

シュノーケリング

ターコイズ・ベイ

西オーストラリアの最高のビーチの1つとして知られるターコイズ・ベイは、シュノーケリングに最高の場所です。

白い砂浜のビーチ入り口から左に向かって300mほど泳いだ場所がシュノーケリングに適しているスポットです。潮の流れも小さく穏やかなので、海に体を任せて浮いているだけで美しい珊瑚を楽しむことができるでしょう。

ケーブルビーチ

ケーブルビーチは西オーストラリア州最北部にあたるリゾート地「ブルーム」の近くにあるビーチで、オーストラリア屈指の美しい夕日が見られるインド洋に面しています。ここで「ラクダに乗って夕暮れまたは朝焼けのビーチを散歩すること」はオーストラリアで「死ぬまでにしたい100のこと」にランクインしているほどです。

22km続く真っ白な砂浜とコバルトブルーの海、ビーチの片側は砂丘、もう片側は黄土色の崖に囲まれています。ビーチに行く時間帯によっては、満月の輝きが非常に強くなり、輝く階段のように海にさざ波が立つ現象「月への階段」も見ることができます。

またビーチの南端にある、恐竜の足跡が見られることでも有名な観光スポット「ガンシュームポイント」も見どころです。

ノーザンテリトリーの人気ビーチ

ミンディル・ビーチ

ビーチで見る夕日

ミンディル・ビーチはダーウィンの近くにあり、美しい夕日で有名です。

ミンディル・ビーチ・サンセット・マーケットでは、地元の新鮮な食材や多国籍料理などを楽しむことができます。

また、市内中心部から徒歩わずか5分の場所にあるウォーターフロント地区では、子供用の人工ラグーン、プール、海水ビーチ、素晴らしいレストランがあります。

オーストラリアでビーチを楽しむためのベストシーズン

ビーチを楽しむベストシーズンは、オーストラリアの夏季にあたる12月〜3月ごろといえます。温暖な地域では冬の始まりにかけて海を満喫することができるでしょう。海水の温度は3ヶ月遅れといわれているため、冬の始まりでも海水の温度は温かく、気持ちのよいマリン・アクティビティを楽しむことができます。

オーストラリアで海水浴を楽しむために覚えておきたい4つのルール

日焼け対策は万全に

オーストラリアの日差しは、70歳までに3人に2人が皮膚ガンを発症するといわれるほど非常に強いです。

特にビーチで長時間過ごす場合、後で痛いほどの日焼けになる可能性があるため、紫外線対策は万全にしていきましょう。具体的には日焼け止めクリームだけではなく、サングラスや帽子、日傘や日焼け防止の夏用の長袖パーカーなどもおすすめです。

旗の色や立っている場所に注意

オーストラリアのビーチでは、遊泳できる場所に赤色と黄色の2色の旗が立っています。ライフセーバーが潮の流れや深さなどを見て、旗の場所を移動しているので、遊泳をする際は安全なこの旗の間を目印にしましょう。

「赤色一色」は遊泳禁止、「黄色一色」は注意喚起、「赤色と白色で市松模様」はすぐに水から上がる、など旗の色にも意味があります。放送にも注意しながらビーチを楽しみましょう。

離岸流(リップカレント)に注意

「離岸流(英語ではリップカレント)」とよばれる沖に戻る潮の流れに注意しましょう。

大きな離岸流は、オリンピックの水泳選手が全力を出しても岸に戻れないほどのスピードといわれています。なお、前述した旗もこの離岸流を見て立てられています。

ビーチでのアルコールは基本禁止

日本と異なり、オーストラリアのビーチでは原則アルコール摂取が禁止です。どれほど規制が強いかは地域やビーチにもよりますが、例えば西オーストラリア州では法律で禁止されています。アルコール禁止のビーチでお酒を飲んでいるところを警察等に見つかった場合、罰金の可能性もありますので、くれぐれも気を付けましょう。

お気に入りのビーチを見つけよう

オーストラリアには、豊かな自然が手つかずの状態で残っているビーチや、都市とうまく共存した魅力的なビーチがたくさんあります。それぞれ特徴が違うので、自分の興味のあるエリアやアクティビティに合わせて、美しい海をぜひ堪能してください。

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ABOUT US
RICOライター
コーヒーと旅と音楽をこよなく愛するライター。2012年にオーストラリア・シドニーに渡り、2016年にマッコーリー大学経済学部を卒業。現地で大手日系通信会社と日系商社に勤務の後、2019年に日本へ帰国し外資系IT企業で広報職に就く。7年の海外生活と正規留学で培った英語学習方法や海外転職、オーストラリア現地情報等に加え、アウトドア・スポーツ・音楽などの趣味に関する記事も幅広く執筆しています。