ケアンズの天空の城「パロネラパーク」観光。神秘の世界に迷い込む!

天空の城ラピュタのモデルになったとも噂される「パロネラパーク」は、ケアンズ近郊でいま人気急上昇中の観光地です。熱帯雨林の自然と神秘的なお城が織りなす荘厳な景色は一見の価値あり!今回は、このパロネラパーク観光のポイントを解説します。

パロネラパークの歴史

パロネラパーク

あるスペイン人の夢と情熱。パロネラパークができるまで

パロネラパークの創設者は、スペインからの移民である「ホゼ・パロネラ」氏。ホゼは、小さい頃おばあちゃんが寝る前にしてくれていたおとぎ話が大好きで、いつか自分自身の城を持つという夢を持っていた少年でした。26歳の時にオーストラリアに移民し、16年間必死に働いたホゼ。夢を諦めず、事業でも財を築きつつあったホゼは、ある日、熱帯雨林に囲まれた美しい滝に出会い、「これこそ自分が求めていた理想の地だ」と、一瞬で心を奪われます。そして、この世界一美しい場所に、子どもの頃からの夢であった城を建設することを決意したのだそうです。

当時ホゼは建築に関する専門的な知識を持っていませんでした。しかし驚くことに、彼はパロネラパーク全ての構想を自分自身で立て、図面を一切引かずに建設に取り掛かったのです。施工開始から6年の歳月を経て、1935年に遂にパロネラパークが完成。一般にも公開され、人々の社交場として多くの人に愛される場所となりました。

ホゼの想いがいっぱいに詰まったパロネラパーク。城だけでなく周辺の遊歩道や装飾も含め、本当に独学とは思えないほどの高い完成度に驚きます!

パロネラパークを次々襲う災害から現在に至るまで

洪水の水位を示すサイン
現在でも洪水はよく起こるようで、大階段には浸水記録が記されていました。なんと、2018年の1月にも洪水の被害があったそうな。

完成から11年後の1946年、大雨による大洪水がパロネラパークを直撃し、ホゼの夢の城は壊滅的な被害を受けてしまいます。その後なんとか再建させるも、ホゼの死や繰り返し起こる自然災害に苦しめられ、かつて多くの人が訪れたパークは衰退、周囲の人からも忘れ去られる存在になっていきました。

こうして廃墟化してしまったパークですが、1993年、偶然この地を旅していた現在のオーナーが美しい滝と滅びた古城を発見します。ホゼの想いを知り、いたく感銘を受けたオーナー夫妻は、彼の夢を引き継ぐことを決意します。そして、多くの人にホゼの思いやこれまでの軌跡を伝え、パロネラパークを新たな形で蘇らせたのです。

パロネラパークの見どころ

パロネラパークは、メインとなる城だけでなく、隅々まで計算されたパーク全体の美しい景観も楽しめるスポットです。ぐるっと歩いて回っても1時間ほどの大きさなので、ゆっくり散策しながら楽しんでください。

ミーナ滝

ミーナ滝

ホゼがパロネラパーク建設を決めたきっかけとなった滝。また、このミーナ滝を活用して、当時北クイーンズランドでは初となる水力発電所も作られました。

ミーナ滝を眺める広場にはピクニックテーブルも置かれています。パーク完成当時、ホゼや友人達はここでピクニックを楽しんでいたそうです。

願掛けの泉

願掛けの泉

パロネラパークの入り口付近にある小さな噴水。後ろ向きでコインを投げて見事泉の中にコインが入ると願い事が叶うといわれています。

パロネラ城

1946年の洪水により再建不可能となってしまった本殿。熱帯雨林の自然も相まって、息を飲むほどの圧倒的な存在感を醸し出しています。自然災害によるダメージと、豊かな緑に覆われた独特な雰囲気がまさにジブリの世界観を彷彿とさせます。本当に図面なしで作られたのか疑ってしまうほどですね。

ホゼの愛と情熱に想いを馳せながら、ゆっくり眺めてみてください。

カウリの並木道

1933年にホゼとホゼの家族によって植えられたカウリの木が両脇に立ち並ぶ遊歩道。当時ホゼは、「きっと自分はこのカウリの木が大きくなるのを見ることはできないだろうけれど、未来の世代の人々に楽しんでもらうために植えるんだ」と言っていたそうです。

まっすぐ伸びる大きなカウリの木は荘厳そのもの。ホゼの言葉通り、現在では多くの観光客がこの歩道を楽しんでいます。

恋人達の小道

城を挟んで、カウリの並木道の反対側にある遊歩道は「恋人たちの小道」と名付けられています。ここは、ホゼが妻のマルガリータと毎日手を繋いで散歩できるようにと作られた道。途中の角を曲がると、カウリの並木道につながっており、ホゼはこの小道を抜けて見えるパロネラ城が大のお気に入りだったとか。

カウリアベニューと恋人たちの小道をつなぐ道

森林浴を楽しみつつ、徐々に見えてくるパロネラ城の景色に心が洗われます。

博物館

パロネラパーク入り口付近には、もともとパロネラファミリーの家だった場所を改装して作った博物館があります。

ホゼや奥様のマルガリータ、娘のテレサらが写っている家族写真や、貴重な資料が揃っています。

館外の吊り橋からの景色も抜群

パークからいったん外に出ると、ミーナの滝を上から眺めることのできる吊り橋があります。ここからはまた違った景色が見られるので写真スポットとしてもおすすめです。揺れが大きいので、高所恐怖症の人はご注意ください。

植物ガイド片手に熱帯雨林散策も

植物ガイド

パロネラパークでは、様々な熱帯雨林の植物を観察することができます。植物ガイドブック(英語)も無料でもらえるので、ガイドブック片手にパーク内を散策するのも楽しいでしょう。

パロネラパークへ行ける日本語ツアーがおすすめ

パロネラパークへは個人で行くこともできますが、よりパークの世界観や歴史などを味わえる日本語ガイドツアーに参加するのもおすすめです。ここでは、パロネラパークの日本語ガイド付きのツアーを3つご紹介します。

パロネラパークは、ケアンズの中でも一風変わった観光スポットといえるかもしれません。豊かな自然と荘厳な古城のコントラストが美しく、他ではなかなか見られない神秘的な景色が広がっているので、ぜひパークの世界観を存分に堪能してください!

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